3Dで見るヘダ号模型

ヘダ号は、幕末の1855年に伊豆の戸田村(現在の沼津市)で建造された、日本近代造船の原点ともいえる西洋式帆船です。 安政東海地震で被災したロシア船ディアナ号の乗組員が帰国するために、ロシア人技術者の指導のもと、日本の船大工たちが協力して造り上げました。

この3D動画は、杉村宗作氏によって精巧に再現されたヘダ号の1/10サイズ模型(全長約3.3m)を3D化したものです。この模型は沼津市戸田にある造船郷土資料博物館に展示されています。 本動画の3Dデータは、株式会社みてしるが沼津工業高等専門学校の協力のもと最新の3D Gaussian Splatting(3DGS)技術を用いてスキャン・可視化したものです。 帆の質感や複雑な索具まで、美しい模型の造形を高い再現性でデジタルアーカイブ化ました。

造船郷土資料博物館での展示状況(計測用に保護カバーを外しています)

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3DGSで見る天地神社の大クス

以前の投稿でレーザースキャンの様子を紹介した静岡県函南町の天地神社にある大クス。レーザースキャンと同じ日に撮影しておいた写真を使って3DGSによる3Dシーンを作り、映像にしてみました。

レーザースキャンによる点群は葉に隠れて見えないような枝の形状をとらえたりすることができる一方、世界を点描で表現しますのでやはり実際の見た目とは異なったものになってしまいます。

3DGS(3D Gaussian Splatting)は、複数の写真から実物のような立体映像を再現する技術です。写真から作成した点群をもとに、光の反射や質感を数値的に最適化し、リアルな三次元空間を構築します。樹木の葉や枝の先端などは、3Dモデルや点群では表現が難しかったのですが、3DGSを用いることで自然な見た目の3D映像を作ることができます。

レーザースキャン、フォトグラメトリ、3DGSなどどの技術を使うか、UAVを使うか地上から測るかなどいろいろな選択肢がありますが、目的に応じてよい方法を使い分けるのがよいですね。

弊社では計測・可視化から映像制作各種解析まで対応いたします。お気軽にお問合せ下さい。

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