更新履歴
各版で何が変わったかをまとめています。
ダウンロードできるのはつねに最新版だけです(ダウンロード)。
v1.1.3 — 2026年9月13日
編集が消えてしまうことがある不具合を修正し、視点の操作を増やしました。
データの形式は変わっていません。v1.1.2 以前で作った作業ファイル(.pcproj)は
そのまま開けますし、この版で保存したものを以前の版で開くこともできます。
修正 — 編集が消えることがある不具合
画面を右クリックして出るメニューの「最新の情報に更新」、および
Ctrl+R や F5 を押すと、保存の確認をしないまま画面が初期化され、
それまでの編集がすべて消えていました。この版で、これらを効かないようにしました。
終了しようとしたときの「保存しますか?」の確認はウィンドウを閉じるときにだけ働くため、
この操作はその確認を素通りしていました。v1.0.0 から入っていた不具合です。
「最新の情報に更新」は普段は押さない項目のため、ご指摘をいただくまで見つかっていませんでした。
- 右クリックのメニュー自体が出なくなりました — このメニューは点群の編集には使わない
項目(再読み込み・名前を付けて保存・印刷)だけを並べたもので、
押すと作業を失うものが混ざっていたためです
- Ctrl+P(印刷)も効かないようにしました(押すと画面下に案内が出ます)—
点群の画面を紙に印刷する用途には合わないためです。画面を資料に貼りたいときは、
背景を白にして画面を撮ってください(「表示」→「背景」)
追加 — 保存と視点の操作
- Ctrl+S で保存できるようになりました。
ボタンの「現在のデータと作業を保存」とまったく同じ動きです
- Ctrl を押しながら左ドラッグでも視点を回せるようになりました。
「囲んで選択」や計測をしている最中でも回せます。
これまで選択中に視点を回すにはマウスの中ボタン(ホイールの押し込み)しかなく、
マウスによっては押し込みが硬くて使いにくい、という声がありました。
Ctrl を押している間はカーソルが手の形に変わります
- キーボード移動(WASD・矢印キー)の速さを
変えられるようになりました(「表示」→「投影」のすぐ下の「移動の速さ」)—
速さは点群の大きさに対する割合で決まるので、広い現場でも狭い部屋でも同じつまみで扱えます。
ちょうどよい速さは、同じ点群でも見ている場所で変わりますので、
その場で振り直して使ってください(この設定は保存されません)
追加 — いま開いているファイルが分かるように
- ウィンドウのタイトルに、編集中のファイル名が出るようになりました
(
PointPalette -- 〇〇.pcproj)—
2つ以上を同時に開いているとき、タスクバーで見分けられます。
これまではどちらも「PointPalette」としか表示されませんでした
v1.1.2 — 2026年9月2日
座標系(測地系)の引き継ぎを正し、表示と「箱で絞り込む」を改善しました。
データの形式は変わっていません。v1.1.0 で作った作業ファイル(.pcproj)は
そのまま開けます。
修正 — 座標系(CRS)の引き継ぎ
他社ソフトへ持ち込んだときに、測地系と EPSG コードが正しく届くようになりました。
これまでは、測地系が「不明」になるのではなく別の測地系(WGS84)として認識され、
EPSG コードも失われていました。日本の平面直角座標系のデータが世界測地系を名乗ってしまうため、
画面上はもっともらしく見えて気づけない形の不具合でした。
古い形式(LAS 1.2 など)の点群を読み込んだときに起こることがあります。一部の自治体のオープンデータでも見られます。
この修正は「読み込むとき」に効きます。すでに作ってある作業ファイル(.pcproj)は
古いままです。正しい座標系で書き出すには、元の点群から読み込み直してください。
- 書き出す LAS / LAZ が規格どおりになりました — 座標系と GPS 時刻の記録方法の宣言が
抜けていたのを直しました
- 座標系を引き継げなかったファイルをお知らせするようになりました — 黙って落とさなくなりました
- フィート単位の点群は読み込めなくしました — 自動処理の設定値や計測がすべてメートル前提のため、
そのまま読み込むと約 3.28 倍ずれた結果になっていました
- 複数のファイルをまとめて読み込むとき、座標系のあるファイルと無いファイルが混ざっていたら
お知らせします。また、選ぶ順番によって出力の座標系が変わってしまう問題を修正しました
- JGD2024 のデータも扱えます — 平面直角座標系などの番号は JGD2011 から変わっていないため
そのまま扱えます。ただし3次元の新しい高さの基準は同梱の座標系データベースにまだ無いため、
高さの基準の名前だけ引き継げません(水平の座標系と、座標値・標高値そのものは保たれます)
追加 — 表示
- 背景の色を変えられるようになりました(「表示」→「背景」)— 黒から白まで。
白にすると、画面をそのまま撮って報告書や資料に貼れます
- 「色の調整」スライダを追加しました(色付けが「RGB」のときだけ出ます)—
点群の色が暗い・ぼんやりしているときに、明るさ・くっきりさ・鮮やかさを
1本のスライダーでまとめて調整します。スキャナに付いている簡易カメラで色を付けた点群で効きます。
変わるのは画面の見え方だけで、書き出す色は変わりません
追加・改善 — 箱で絞り込む
- 箱を回したときに、箱の面に沿って動くようになりました — これまでは「拡縮」は箱の面に沿うのに
「移動」だけが画面の縦横奥に沿っていたため、傾けた箱を動かすと思わぬ方向へずれていました
- Space キーで、箱の矢印を一時的に隠せます(押している間だけ)—
囲んで選択するときに邪魔になりません。箱の枠線は残ります
- 「箱を送る」パッドを追加しました(箱で絞り込みが ON のときだけ画面右下に出ます)—
薄い箱を断面のように使って、断面をずらしながら選択していくための操作です。
奥へ / 手前へで断面を1つぶん送り(押しっぱなしで連続)、厚み − / +で厚みを変えます。
送る向きはいま見ている方向に合わせて自動で決まります。
「投影」を「オルソ」にすると、紙をめくるように断面を見ていけます
- 箱の位置・向き・大きさが作業ファイルに保存されるようになりました —
断面用に作り込んだ箱が、次に開いたときもそのまま残ります
改善
- 画面下中央の情報表示が読みやすくなりました — 背景を白にしたときに
透けて読みにくくなるのを直しました
v1.1.0 — 2026年8月24日
表示と編集の使い勝手をまとめて改善しました。
データの形式は変わっていません。v1.0.1 で作った作業ファイル(.pcproj)は
そのまま開けますし、書き出したファイルの中身も変わりません。
追加
- 点の見せ方を選べるようになりました — 点タイプ(固定/可変)と
点の形(四角/丸)。可変にすると、近づいて点がまばらに見えてきた場所だけ点が大きくなり、
すき間が埋まって面のように見えます
- 「ここまでの編集を確定」 — 編集を重ねると表示がだんだん重くなりますが、
これを押すと表示が元の速さに戻ります。見た目も書き出す結果も変わりません。
押しどきは画面が教えます
- 保存したかどうかが常に見えるようになりました —
保存ボタンの下に「● 未保存の変更があります」/「✓ 保存済み」を表示します
- 同じ作業ファイルを2人で開いたときに、あとから開いた方を守るようになりました —
共有フォルダや NAS に置いたファイルを同時に開くと、これまではあとから保存した方で
相手の作業が消えるおそれがありました。今回から読み取り専用で開くことを選べます
改善
- 表示がはっきりしました — 画面の拡大表示を 150% より大きくしている PC で、
点群が実際より粗く描かれてにじんでいました。表示品質をいちばん右まで寄せると
画面の解像度そのままで描きます
- 陰影のむらが減りました — 凹凸の陰影がなめらかになり、
視点を動かしたときのちらつきも減りました
- 編集中の動作が軽くなりました — 囲んで選択した線が遅れて出て「空振り」することが減り、
元に戻す(Ctrl+Z)も速くなりました
- 「奥行きで絞る」が手前ほど細かく動くようになりました —
すぐ目の前にある1本の木だけを切り出す、といった調整がしやすくなります
- 保存に時間がかかるときに経過時間を表示するようになりました —
共有フォルダや NAS 上の作業ファイルで数秒かかることがあり、無反応に見えていました
修正
- 保存している間に加えた編集が失われることがある問題を修正しました。
保存されていないのに「保存済み」として扱われ、そのまま閉じると消えることがありました
- メモリ不足の警告が、実際には足りているのに出ることがある問題を修正しました
- ライセンスを解除したあと、同じ PC に新しいライセンスを登録しても
「解除コードをお知らせください」の表示が残り続ける問題を修正しました
v1.0.1 — 2026年8月16日
最初の一般公開版です。
- ライセンスを別の PC へ移せるようになりました
(ヘルプ)
- 同梱しているオープンソースソフトウェアのライセンス表記を整えました
以前の版が必要な場合
ダウンロードできるのは最新版だけです。
検証済みの環境を変えられないなど、以前の版が必要なご事情がある場合は
お問い合わせからご連絡ください。
内容をうかがったうえで、ご案内とあわせてお渡しします。
最新版をおすすめしているのは、以前の版には修正済みの不具合が含まれているためです。
たとえば v1.0.1 には、上に挙げた「保存している間に加えた編集が失われることがある問題」があります。