以前の投稿でレーザースキャンの様子を紹介した静岡県函南町の天地神社にある大クス。レーザースキャンと同じ日に撮影しておいた写真を使って3DGSによる3Dシーンを作り、映像にしてみました。
レーザースキャンによる点群は葉に隠れて見えないような枝の形状をとらえたりすることができる一方、世界を点描で表現しますのでやはり実際の見た目とは異なったものになってしまいます。
3DGS(3D Gaussian Splatting)は、複数の写真から実物のような立体映像を再現する技術です。写真から作成した点群をもとに、光の反射や質感を数値的に最適化し、リアルな三次元空間を構築します。樹木の葉や枝の先端などは、3Dモデルや点群では表現が難しかったのですが、3DGSを用いることで自然な見た目の3D映像を作ることができます。
レーザースキャン、フォトグラメトリ、3DGSなどどの技術を使うか、UAVを使うか地上から測るかなどいろいろな選択肢がありますが、目的に応じてよい方法を使い分けるのがよいですね。
弊社では計測・可視化から映像制作各種解析まで対応いたします。お気軽にお問合せ下さい。